柴田勝頼「何も残せなかったので、ちょっと恥ずかしいですね」~急遽組まれた石井慧戦は完敗
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立ち技格闘技「K-1 MAX」の大会ながら、視聴率へのテコ入れとして“知名度のある総合格闘技ファイター”石井慧が参戦した11・8 K-1 MAX両国国技館大会。当初は外国人選手とやる予定だった石井だが、相手がドクターストップということで柴田勝頼が相手となった。
試合経過と柴田コメント。
・ 石井慧-柴田勝頼 スポーツナビ|格闘技|K-1|速報
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■K-1 WORLD MAX 2010 -70kg World Championship Tournament FINAL
第1試合 スーパーファイト DREAMルール/1R・10分、2R・5分/無差別級
○石井慧(1R3分30秒 アームロック)柴田勝頼×
石井はサウスポーの構えから左インローで先制。お互い距離を取って見合う。石井はそこから前進し、左フックを振るった後、柴田をロープに押しつけて組む。そこから柴田の足を刈ってテークダウン。柴田はクローズガードを組む。
立ち上がって逃げんとする柴田だが、石井は腰に組みついてグラウンドへ戻す。そして石井はサイドポジションを奪取。これはロープ際のためレフェリーが両者を中央に戻す。
石井はマウントポジションを狙い、うまくいかないと見るやいったんサイドに戻るが、2度目のトライでマウントポジションに。しかし柴田が跳ね返してくるのを見てサイドポジションに。そしてアームロックで柴田の腕を絞り上げ、タップを奪って勝利した。
<柴田勝頼のコメント>
――試合の感想を教えてください
何も残せなかったので、ちょっと恥ずかしいですね。やるって言った以上はしっかり戦いたかったですね。石井選手の力が強かった、それだけです。
――もう少し準備期間が欲しかったですか?
それを言ったら逃げてると思うので、やると言ったからには自分の責任なので、今日が自分の実力ということですね。
――石井選手の印象に残ったところは?
押さえ込む力が強かったですね。
――連敗が続いていますが、今後の展望は?
これに勝ってチャレンジしたかったんですけど。ただ、自分はこれで終わりじゃないので、前を向いて、来年から足りない部分を補ってしっかり練習して試合に臨みたいと思います。
――立ち上がりは慎重だったと思いますが
しっかり戦いたかったので、どうなんでしょうね。集中ができていなかったわけではないので、動きとかそういう部分は問題なかったですけど。ただ、石井選手の力が強かったというだけ、そこの力の差だけですね。
――極められた腕はいかがですか?
折れてはいないですけど、バキバキって音が鳴っちゃったので、それで止められちゃいましたね。
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視聴率情報。
・ 石井K1最低7・6% 大みそかは派手に - 格闘技ニュース : nikkansports.com
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TBS系で8日、放送されたK-1WORLD MAXのテレビ視聴率は関東平均7・6%で、K-1史上最低だった。瞬間最高も石井-柴田戦の12・1%にとどまった。日本シリーズや世界バレーと日程が重なり宣伝も不十分だったが、判定決着が多かったのも事実。谷川EPは「大みそかはドッカンバッカンやります。派手なことをやらないと」。Dynamite!!ではKO続出の好カードを組んで巻き返しを期す。
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携帯サイト「プロレス・格闘技DX」柴田勝頼11/10更新分コラムより。
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…鼻っ柱に一発ブチかましてやりたかったんですけど…すみません。
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この試合は非常に難題である。
柴田にとっては打撃に活路が見出されると考えるのが自然だろうが、柴田自身が総合格闘技の試合で2週間前にTKO負けを喫していることから、ヘビー級の石井(柴田よりも16キロ体重が上)と打ち合うのは危険行為ともなる。「しっかり戦いたかった」「動きとかそういう部分は問題なかった」という言い回しからは、打撃に頼った闘いを意図したわけではないというように読み取れなくもない。一方で、日記では「鼻っ柱に一発ブチかましてやりたかった」となっているからややこしい。
ファンからすれば、ゴングと同時に打撃で突っ込むような闘いを期待していたし、それをやらなかった柴田がいつもの「すぐに下になって、劣勢のまま相手にコントロールされて敗れる」というパターンでガッカリだ。何もやらないままに、石井に魔法をかけられたようにあっさり捕まってしまった。負けたこともショックだけれども、勝ち負けが問われる以前に、不利な体勢に持ち込まれて逃れられない闘いぶりのワンパターンは悔しくてしょうがない。柔道のスペシャリストを相手に、無策すぎる。
人の闘い方にどうこう言えるほどボクは格闘技に精通してはないし、ボキャブラリーもないのだが、なんというか「あわやというシーンをいかに早く、多くつくるか」といったように、作戦を軌道修正する必要があるんじゃないかと思う。オーソドックスに「慎重に勝ちにいく」という闘い方は現段階では有益ではないと思うんだが、いかがだろうか。不器用なら不器用なりのやり方というものはある。ハイリスク・ハイリターンの闘いを勝とうが負けようがやり切るスタイルというのが、プロとしては期待されるんじゃなかろうか。やるべきなんじゃなかろうか。
作戦と、長所・短所と、トレーニング。その柴田なりの落とし込みができていないように感じる。何かを完全に捨て去れっていうわけじゃない。ただ、バランスがちょっとおかしいんじゃないかと思う。うーん、言葉って難しいなぁ。
プロレス界からのカンバックコールに答えないんであれば、格闘技界で存在価値を見せつけろ。柴田が何かをブレイクスルーするのを、ボクらは待っている。
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